蚊
ダイエットの一環で、普通に食べる日と断食する日を交互にというのをやっている。
断食の日にプールで泳いだらなんだか体が軽い気がする。
ただもうちょっとふわふわした人になりたい。
編集長といえば、ちょうど1年前くらいに、衝撃をうけたことが
虫が飛び始めるちょうど今みたいな中途半端な季節で
支社は、換気は悪いのに隙間だらけというすさまじい環境なので
ちょっとしたやつ、ひいてはたまにおっきい輩が登場する
そんな中で、机に止まったコバエをごめんねといいながらつぶしていた
問いただすと、私が殺生を好まない人だったらと思って謝ったそうである
よその編集長から久しぶりに連絡がきた
何でも研修で自分の話題がでたからだそう
うれしいような恥ずかしいようなで、もそもそとした返事になってしまう
向こうは返信しづらいものがあると、黙り込むか絵文字
ギャグと好意の狭間で、会話の長続きに気を配りながらで
なんだかエナジーだか血だかがどんどん吸われていくような気分
スーパーの「しょうゆ・つゆ」売り場にいた男の人
断食後の朝ご飯というのは特別においしいし、
考えるのも楽しいもので、空腹を紛らわせながらの食材選びも
修行みたいではまってしまいそうなものがある
なすの煮浸しが食べたくて、サボろうとめんつゆ売り場へ向かうと
何を手に取る訳でもなく、棚の前で困っているお兄さんがいて、好みだった
女性の官能を刺激する蚊に、というか、その蚊にさされた女と戦う少年の話。
下ネタの恐ろしさ、面白さ、使いどころをダイレクトにとらえた作品。
蚊に刺されたことを理由に、かゆい情けない顔を見られたい
蚊をしとめたことを理由に、「この血だれのですかね」とか言って身体検査したい
蚊がとまったことを理由に、思いっきり二の腕を叩かれたい