どうしてもやる気が出なくてうじうじしている。

同期が今日、熱を出したらしく安心してしまう。
季節性のものだと言い聞かせていたら、ようやく重たい腰が動いた。
 
やらかして編集長に怒られる覚悟で出社したところ、
思ったほどは咎められずに、
むしろメールの返信をしなかったこと指摘され、
なんだか拍子抜けしてしまった。
おかげで、気持ちを切り替えて特集に挑めそうで、
「相変わらず人使いのうまいこと」と心の中で毒づく。
 
編集室の先輩が、出産の際、促進剤を使うという
同意書を書かされたという話を書類付きで語っていた
陣痛が分刻みの奥さんも正常な判断はできそうにないが、
午前2時にサインする人間に正常な思考も何もないと
修羅場をくぐり抜けた人さながら、
ちょっと誇らしげに、やや嬉しそうに喋っていた。
 
地域の商店会で、青年部部長に会う。
同い年で、最近賞を取ったのだとかなんとか。
記事ネタにも良さそうなのと、
自分も青年会に関わっていかねばなために
やたらとそわそわしてしまう。
話していたときは素っ気なかったのに、文字で来た連絡は親しげだった。
 
深まりそうで深まらないけど不思議とイライラしない距離の学生二人とその他の話。
主人公が同期に似ているが、同期の方はイラッとする。
 
涙の海でおぼれたいだか抱かれたいだかというフレーズがあるが
「涙の海」と「涙の河」だと河の方が、男女っぽく業が深そう。
海が夫婦、河が恋人同士というか…岸が1つか2つかの違い。
 
 
 

 

 

 

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